韓国朝鮮語

韓国朝鮮語(通称「コリ語」)の文法は、日本語とかなり似ているため、日本人が習得しやすい言語だと言えるでしょう。具体的には、日本語と同じく、文構造は主語・目的語・述語の順番です。また、疑問文の場合も、倒置は起こりません。助詞が存在するという点も共通しています。つまり、日本語の発想で文を組み立てていけば良いのです。例えば「私は韓国朝鮮語を勉強しています」と言いたければ、“저(私)는(は) 한국어(韓国朝鮮語)를(を) 공부해요(勉強しています).”とすれば良いのです。また、この해요体(動詞の活用の一種)の場合、“?”を文の最後につけて、尻上がりに発音すれば、疑問文にすることができます。ただし、いつも日本語と全く同じという訳ではないので、時々注意が必要です。

他の言語では、アクセントの位置というのが問題になっているようですが、韓国朝鮮語にはアクセントはありません。また、表音文字なので、発音規則をマスターすれば、見たことのない単語でも発音することができます。ただし、発音規則は複雑で、たくさんあります。

ここで、ハングル(正式には、言語自体ではなく、文字の種類のことをハングルと呼ぶそうです。ひらがなやカタカナと同じです。)について触れておきます。実は入学後1か月間は、ほぼ毎回ハングルの勉強をしています。19個の子音と21個の母音があり、これを組み合わせて文字にするので計算上は399種類の文字が存在することになります。初めは、あまりの多さにうんざりしますが、すぐに慣れるので心配しないでください。

ハングルを一通り覚えた後は、単語力が重要になってきます。文法はさほど難しくないので、テストでは主に単語を覚えているかどうかが点数を左右します。他の言語では英語と似ている単語があるようですが、韓国朝鮮語ではむしろ日本語と類似する単語が多いです。例えば、「図書館」は도서관(トソグァン)、「鞄」は가방(カバン)です。しかし、文字の数や発音規則が多いため(極端な例を挙げると、「エ」と発音する文字は4つあります。)、同じ発音でも複数のスペルの可能性があります。したがって、単語を覚えるのは、それほど簡単ではありません。

東京大学では、韓国朝鮮語は選択者が少ない外国語の1つです。五月祭や駒場祭の時に人手不足に困ることがある一方で、クラスの人とは仲良くなることができます。また、韓国朝鮮語クラスは、留学生が多いというのも特徴の1つです。「韓国朝鮮語は日本語と似ているから簡単だ」と、留学生は人から聞くからだそうです。

韓国は、日本と地理的にも近く、関係の深い国です。また、韓国からの観光客や留学生も多いため、勉強をすれば、使う機会があるかもしれません。文法的には、比較的簡単に習得できる言語なので、少しでも興味があれば、気軽に韓国朝鮮語に挑戦してみてください。

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韓国朝鮮語 – 講義紹介

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