基礎演習

基礎演習は前期課程の文科生全員が1年の夏学期(以下、1学期)に受講する講義です。この講義は他の必修科目と同様に生徒が先生を選ぶことはできず、指定された先生のもとで講義を受けます。講義の内容は担当する先生によって異なります。

私の受けた講義では3つの課題が課せられました。課せられた順に並べると下のようになります。

  • 1冊の本を読み、その本について発表すると仮定したレジュメ作り
  • 駒場キャンパスの近くにある日本民藝館に行き、展示物などを対象にレポートを書く
  • 各々が設定したテーマについて調べ、レポートにまとめる

3つ目の課題がメインのもので1学期全体と夏休みの少しの期間を使って完成させます。具体的には5月初旬にテーマを先生の指導のもとで設定し、5月下旬からの個人発表でその時点での成果を発表します。個人発表では発表後に同じ講義を受けている学生と質疑応答をし、その後で先生からコメントをいただきます。個人発表のときに受けた指摘はその後のレポート作成に役立ちます。このようなプロセスを経て8月上旬までにレポートを完成させ、先生に提出します。

私の受けた講義は、「人文・社会科学諸領域の基本的なトピックを扱い、資料の収集や調査の方法、日本語による口頭発表並びに論文作成能力を養う」という基礎演習の目的に違わず、大学や社会で必要とされる能力を身につける最初のステップとして相応しいものだったと私は思っています。