法と社会と人権

「法と社会と人権」は、別名「川人ゼミ」と呼ばれて駒場生に親しまれてきました。このゼミは1992年以来行われており、比較的伝統のあるゼミだと思います。ゼミの講師である川人博さんは、現役の弁護士です。主に過労死・過労自殺問題を取り扱い、現在過労死弁護団全国連絡会議幹事長をなさっている方です。

授業自体は、毎回ゲストの話を聞くオムニバス形式なのですが、授業以外に様々なフィールドワークが用意されており学生はそれに積極的に参加することが求められます。毎回授業の最初にプリントが配られ、学生はそれを見て参加したいフィールドワークに申し込みをします。学生は必ず何らかのフィールドワークに参加しなければいけません。

筆者は2回フィールドワークに参加しました。1つは、以前「ザ・ワイド」にコメンテーターとして出演していた弁護士の小池振一郎さんに、メディア報道の問題点についてお話をうかがいました。もう1つは、NHK渋谷放送局を訪問し、「週刊子どもニュース」の撮影現場にお邪魔して、東大OGの若手ディレクターのお話や、その当時番組で「お父さん」役だったジャーナリストの池上彰さんのお話をうかがいました。この日の放送は残念ながら新潟県中越沖地震の発生で中止となってしまったのですが、筆者としては初めて放送局の収録現場に足を踏み入れることができ、また番組の裏側の面白さや番組作りの入念さをうかがい知ることができたので非常に貴重な体験でした。

このゼミは、学生による全学自由研究ゼミナールで、学生有志がメーリングリストの作成・管理からフィールドワークの取り仕切りまでを担っています。また、学期の最後には、学生有志による、模擬裁判などのゼミ発表も行われました。筆者も、人権問題の複雑さを学生発表を聞いて感想を書く際に感じることができました。

「法と社会と人権」川人法律事務所HPによる紹介